中国・江蘇省常州市で26日、集合住宅内の廊下に止めてあった電動バイクのシートが切り裂かれる事件があった。中国の映像メディア・星視頻が伝えた。

現場で撮影された映像には、集合住宅の廊下に止めてあった電動バイクのシートが前方から後方にかけて一直線に中央で真っ二つに切り裂かれている様子が映っている。建物内のほぼすべての電動バイクが被害に遭ったと見られている。

本来、電動バイクを廊下に止めることは想定されていないようだが、住人の女性は「管理会社が管理しないのでみんなこういうふうに置いている」と説明し、犯人の動機について「南京市で発生した火事が影響しているのではないか」と推察した。

今月23日未明に南京市で発生し、15人が死亡、44人が負傷した火災は電動自転車が火元とみられている。中国では電動バイクや電動自転車のバッテリーから出火したことによる火事が相次いでおり、集合住宅の廊下や階段の踊り場など、推奨されていない場所で充電することによる火災リスクも指摘されている。

中国のネットユーザーからはシートを切り裂いた犯人に対し「よくやった」「勇者だ」「拍手を送ろう」など賛辞が相次いだほか、「もし発火したら全員がお陀仏だからな」「これは故意に他人の“爆弾”を傷つける行為だな」「まあなんて言うか、犯人は単にバイクのシートを切り裂いただけだが、あんた(廊下に電動バイクを止める人)はみんなの命を危険にさらしているんだよ」「バッテリーを引っこ抜いて捨ててやればいいのに。シートは危険でも何でもないんだから」といった声が上がった。

一方で、「極端なものはその対局の極端なものを生む」「理由はどうあれ、故意に他人の財産を傷つけるのは違法行為」「充電中でなければ発火のリスクは少ないのでは?」との声も出ていた。(翻訳・編集/北田)