中国ポータルサイトの網易にこのほど、中国で博士号の価値が「断崖式」に下落しつつあるとする記事が掲載された。

記事はまず、浙江省杭州市の党校(中国共産党の教育機関)が先ごろ、博士課程修了者を募集したところ、3人の枠に150人以上の応募があったことに触れた。

そして、全国の大学院の博士課程募集数は2017年から急増し、19年以降は毎年前年比で10%ずつ増え、22年は13万9000人、23年は15万3300人で、24年は16〜17万人と見込まれていることや、博士課程在籍者数は現在、61万2500人であることを取り上げ、「過去数年間に拡充された博士課程の大学院生が順次修了していくに伴い、博士号の価値も下落する。博士はもはや『希少種』ではなく、博士に対する市場の需要も飽和に向かいつつある」とした。

記事によると、博士課程修了者の就職先は教職に集中しているが、教育機関が求める条件もますます高くなっている。大都市の名門校ではなおさらだ。就職支度金も昨年なら30万元(約648万円)支給されていたが、今年は10万元(約216万円)というケースもある。募集自体を行っていないところも少なくない。採用されてもその多くは月給6000元(約12万9600円)の講師という職で、しかも勤務評定の圧力に直面することになる。(翻訳・編集/柳川)