中国メディアの新京報は24日、韓国ソウル近郊で同日起きた工場火災をめぐり、この工場で働く中国出身の女性が「多くは中国・東北地方出身の朝鮮族の女性」と話したことを伝えた。

報道によると、24日午前、京畿道華城市にあるリチウム電池工場で火災が起き、中国人18人を含む22人の死亡が確認された。

新京報が取材したのはこの工場で働く中国遼寧省出身の朝鮮族の女性で、女性は「工場には100人余りの従業員がいて、多くは東北地方出身の朝鮮族の女性。年齢は30〜40歳の人が多い」「賃金は韓国の最低賃金の時給9860ウォン(約1130円)。同じ賃金の他の仕事に比べると仕事の強度は低めだ」などと説明した。

女性によると、韓国の工場では朝鮮族が多く働いており、女性らは韓国での仕事を紹介する仲介業者と契約を結んでから韓国に来たのだという。

女性はまた、工場での消防訓練について「働きに来て1カ月前後だが訓練を受けたことはない」と話し、工場が消防演習を組織したこともないと説明した。女性は休みを取ったことで火災を免れたが、建物1階にいた友人からは「建物の中は黒煙でいっぱいになって何も見えなかった」と聞いたそうだ。

この報道に中国のネットユーザーからは、「生活はたやすいことじゃない。出国も生きるため」「心が痛む」「ご冥福をお祈りします」と哀悼を示す声や、「9860ウォンという時給は確かに中国国内の工場より多い。(韓国に行くことは)理解できる」「調査チームを派遣して責任を厳しく問うべき」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)