サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会での日本サポーターのごみ拾いをめぐり、中国のネット上では称賛から一転、批判の声が高まっている。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のスポーツブロガーは26日、海外メディアが日本のサポーターに「なぜごみを拾うのか」と尋ねる動画を転載した。動画では、日本のユニホームを着たサポーターらが「私たちの心がきれいなので、スタンドもきれいでないといけない(冗談半分に)」「当たり前にやっていること」「使う前より使った後の方がきれいにというのは当たり前、感謝の気持ちを持ってというように習ってきた」「日本の文化」「小さいころからの教育。親から教えられること」「(学校で)毎日毎日、自分たちで教室やトイレを掃除するので染みついている」などと回答する様子が映っている。

中国のネット上では当初、称賛の声も上がっていたが、日本のSNS上で前東京都知事の舛添要一氏や大王製紙前会長の井川意高氏が「他者の仕事を奪う」「ファンの自己満足」などの考えを示したことによる論争が巻き起こると、日本のネット上にはハロウィーン後の渋谷や花見の会場などでごみが散乱している写真と共に「毎回W杯でしかやらない。国内の野球場やサッカースタジアムでごみ拾いしている人なんて見たことない。まず国内を何とかしてほしい」といったネガティブなコメントが相次ぎ、こうした投稿が微博でも続々と紹介されている。また、日本の路上にごみが落ちている様子を撮影した写真が拡散されている。

中国のネットユーザーからは「ごみを拾うのも日本人だが、ごみを散らかすのも日本人」「ごみ拾いが日本の文化とは笑わせる」「当の日本人だってこれがパフォーマンスだと批判している」「(上述の日本サポーターのコメントについて)まるで世界で日本人の素養だけが高いみたいな口ぶりだな」「中国人もスタンドのごみ拾いをしたことがあるが、称賛されるのはいつも日本だけ」「なぜ日本人がごみを拾う姿だけが計ったように撮影されているのか」「イランサポーターもごみを拾ったが、世界で話題にならない。それがすべて」「そんなに心がきれいなら、原発汚染水は海に流さず自分たちで飲んでくれ」「日本は典型的な『小さいことでは礼儀正しいが、大きいことでは義のない』民族だ」といった批判的な声が大半を占める状況になっている。(翻訳・編集/北田)