2022年12月6日、韓国・ウィキツリーは「サッカー韓国代表チームを去るパウロ・ベント監督の衝撃発言がネット上で急速に拡散している」と伝えた。ベント監督は韓国サッカー界に強い懸念を示したという。

記事によると、韓国の主要ネットコミュニティーで「ベント監督がW杯に行く前に残した最後の言葉」と題する投稿が拡散している。

投稿では、アイスランドとの親善試合を前に行われた先月10日の記者会見に出席したベント監督の発言が紹介されている。アイスランド戦はカタール・ワールドカップ(W杯)前の最後の公式試合だった。

記者会見でベント監督は、W杯直前まで一部の選手がFAカップやKリーグなどのために所属チームで“酷使”されていたことに強い不満を示した。ベント監督はDFキム・ジンスの体の調子について「良くないが、これについて驚きはしない。彼はFAカップで30分ごろに負傷したが最後までプレーさせられた。W杯出場を失いかねない大きなリスクを抱えてプレーした」と述べた。DFキム・ムンファンについても「状況は同じで、Kリーグで終盤にたくさんの試合を消化した」と説明した。

その上で「(韓国のサッカー協会とKリーグは)選手の休息のことは考えていない。最も重要なのは金とスポンサーで、代表チームの意見は重要でないと考えているようだ。韓国はW杯での良い成績を期待しているが、正しい方法で代表チームを支援できているとは思えない」と批判したという。

記事は「今回のW杯は初の冬開催のため、2022年シーズンのKリーグをはじめとする韓国内のサッカーは全てタイトなスケジュールで行われた。シーズン終盤にはプレーオフとハナ1QFAカップも重なり、選手の体力に相当な負担がかかった」と説明している。また、ベント監督の発言について「韓国サッカー界にとっては衝撃の発言だった」と伝えた。

ベント監督は6日、W杯決勝トーナメント1回戦でブラジルに1‐4で敗れた後の記者会見で「韓国代表監督の再契約はしないと選手や大韓サッカー協会会長に伝えた。今年9月に(再契約しないと)決めた」と明かしたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「よく指摘してくれた」「かっこいい」「代表監督はこれからも外国人に任せた方がいい」「正しい言葉にはしっかり耳を傾けよう」などベント監督への称賛の声が上がっている。

また、「韓国で最も腐敗した協会の1つが大韓サッカー協会」「つまり、大韓サッカー協会は選手にまともな休息も与えないのに良い成績を期待し、選手を金稼ぎの手段として利用しているということ」「ずいぶん前から指摘されていることなのに、まだ改善できていないの?」「韓国に来た外国人監督の共通の意見なのに、韓国は反省も変化もせず、代表チームの実力向上ばかり期待している」「この国はスポーツ選手を病ませ、ぼろぼろにする。欧州の人たちは理解できないだろう」など、大韓サッカー協会への批判の声も多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)