中国湖南省長沙市公安局は12日、市内の団地の地下駐車場で起きた裁判官刺殺事件について、容疑者の女を刑事拘留したと発表した。

発表によると、被害者は同省高級人民法院の女性裁判官(45)で、12日午前7時半ごろに通報を受けて駆け付けた警察が現場にいた容疑者の女(44)の身柄を拘束した。それまでの調査で、二人は同郷であること、訴訟をめぐる頼み事を被害者が拒否したことが犯行動機であることが分かったという。

この事件をめぐって中国メディアは、「容疑者は被害者の中学校時代の同級生。親友でもあった」という事情を知る人のコメントを伝えた。報道によると、容疑者は以前、トラブルになっていた勤務先の責任者に軽いけがを負わせたとして行政拘留処分を受け、職場からも解雇を言い渡された。これを不服として訴訟を起こしたものの、一審、二審とも訴えは認められず、再審を求めるに当たって被害者に手伝いを依頼したが、「判決に問題はない」とする被害者に拒否されたことが殺意につながったという。

この他、当日の状況について、「容疑者は求職者のふりをして団地の清掃員の仕事に応募。5日間出勤して被害者の家の状況を探り、12日朝に地下駐車場で犯行に及んだ」とも報じられている。(翻訳・編集/野谷)