中国の著名ピアニストのユンディ・リ(李雲迪)が買春容疑によって公安局に拘束されたことで、永遠のライバルとされるピアニストのラン・ラン(郎朗)が思いがけず巻き添えを食らっている。

北京市公安局が21日、買春容疑によってユンディ・リの身柄を拘束したことをSNSで発表。国営メディアや共産党機関誌も相次いで報じたことで、疑いのない事実として認知され、世間を大騒ぎさせている。

ユンディ・リと同じ1982年生まれのピアニストのラン・ランは、才能を並び称され、永遠のライバルと呼ばれる存在。演奏スタイルは優雅な「静」のユンディ・リに対し、ラン・ランは激情的な「動」のイメージで知られる。今回、ユンディ・リの不祥事が報じられると、勘違いした人々からラン・ランのSNSに批判や暴言が大量に寄せられる騒ぎとなった。

なお、独身のユンディ・リに対し、ラン・ランは2019年に韓国系ドイツ人のピアニストのジーナ・アリスと結婚。夫婦でリアリティー番組に出演して人気を集め、今年初めには第一子も誕生している。それだけに「幸せな家庭を壊すゲス男」などとラン・ランへの風当たりは強く、SNSのコメント欄には批判の声と、軽率な誤解をたしなめる声とが入り乱れ、一時は大荒れ状態となっていた。

優雅な“ピアノ王子”のイメージを一瞬にして崩壊させたユンディ・リの不祥事だが、買春は今回が初めてではなく、今年上半期にも公安局に拘束されていたとの報道も。また、ユンディ・リが関わった売買春システムについて、料金は1回につき1万元(約18万円)とも報じられている。(Mathilda)