中国政府で民間航空事業を所管する中国民用航空局の関係者は3日に行った定例記者会見で、飛行禁止が続いていた米ボーイング社のB737MAXについて、飛行再開を認める方針であることを明らかにした。

B737MAXは、2018年10月にインドネシアで発生したライオン・エア610便墜落事故と19年3月にエチオピアで発生したエチオピア航空302便墜落事故のいずれもが、機体の設計上の問題が原因だったとされた。そのため、世界的に飛行が禁止されることになった。

中国民用航空局関係者は記者会見で、B737MAXはまず前提となる飛行許可を再取得した上で、航空会社が必要な整備を行い、さらに乗務員再訓練をせねばならないと説明した。それらの上で最終的な飛行許可を改めて取得した上で、運用が可能になるという。

中国民用航空局関係者はB737MAXについて、今年末か来年初頭には、中国における商用運用が復活する可能性があると説明した。同時に、新たな機体の輸入も可能になるという。

フランスメディアのRFIによると、ボーイング社の報道担当の発言として、すでに世界180カ国でB737MAXの運航再開について「ゴーサイン」が出たと紹介した。現在も動きがないのはロシアとインドネシアという。

RFIはさらに、B737MAXの運航再開に向けての中国側の動きについて、中国の習近平国家主席と米国のバイデン大統領が11月中旬に行ったリモート会談での交渉に関係しているとの見方があると紹介した。(翻訳・編集/如月隼人)