中国中央テレビ(CCTV)によると、韓国のテレビ市場で低価格の中国ブランドが存在感を示している。

毎年第4四半期は韓国でテレビ販売が盛り上がりを見せる時期だが、今年は消費者の購買意欲がそれほど高まっていない。これを受け、韓国の家電企業は大幅値下げによる販促を実施。最近、ソウルの繁華街では店が次々と年末商戦に動いており、サムスン電子の売り場では特に大画面テレビの値引きが際立つ。今年の販売低迷で在庫を減らすためには激しい価格競争に打って出るしかなく、LGエレクトロニクスもほぼ同時期に3割前後のめったにない値引き率を打ち出した。

韓国の家電業界によると、娯楽性の高いテレビは他の実用型家電に比べ、販売が経済環境の影響をより受けやすい。サムスンとLGの関連部門の今年第3四半期の販売額は前年同期比で1割前後減り、テレビの生産ラインの稼働率も他の家電製品より低い70%台に下がった。

その一方で、製品のコストパフォーマンスに対する消費者の関心が高まるのにつれて、現地では中国ブランドの動きが注目を集めている。昨年、中国のある家電企業がEC(電子商取引)プラットフォームを通じて韓国ブランドと同じ性能、価格は約半分というテレビを販売したところ、すべての製品が5分間で売り切れた。

また、今月は別の中国ブランドが中小型新製品を韓国市場に投入。ゲームやオンライン学習といった多様化されたニーズを満たすもので、中国ブランドの進出については「韓国のテレビブランドの競争構造を変えるのに役立ち、サムスンとLGの長期にわたる独占局面を打破するかもしれない」との指摘があるという。(翻訳・編集/野谷)