2024年3月4日、韓国日報によると、昨年上半期の日本でのK-POPアーティストによる公演の観客動員数が、過去10年間で最多を記録した。

一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)の資料によると、昨年1月1日〜6月30日に日本で行われたK-POP公演回数は312回、観客動員数は約275万人だった。過去10年間で最多だった14年の242万人を上回った。

K-POP公演の観客急増の背景には、「大型公演の顕著な増加」が挙げられている。ホールやライブハウスなど小さな会場での公演は3年前の半数ほどになったが、1万人以上の動員が可能なアリーナやドームでの公演回数は2倍以上に増えているという。K-POP公演のチケット売上高は約352億円と集計された。同期間の日本公演市場全体の売上高(2389億円)の14.8%を占めている。

日本で行われた海外アーティスト公演の観客動員数は約454万人で、このうちK-POPが60%を占めている。北米(100万人)、欧州(57万人)のアーティスト公演の観客動員数はK-POPの半数を下回った。

記事は、日本の公演市場におけるK-POPの躍進について「中年から10〜20代へ、ファン層の拡大」「ジャニーズ問題の反作用」が後押ししたと説明している。昨年下半期には日本で公演する際に必要な興行ビザの発給要件が緩和されており、業界関係者らは今後もK-POP公演特需はさらに拡大すると期待を寄せている。

K‐POP公演

こうした状況の一方で、韓国での公演回数は日本の20%ほどに激減しているという。ある人気グループはデビュー記念日の公演が日本で行われ、韓国のファンから不満の声が上がり、「チケット不買運動」まで行われたという。

日本は世界で2番目に大きい音楽市場とあり、観客層も厚く、大型会場のインフラも整っている。多くの芸能事務所が日本での公演に力を入れている。一方で韓国には大型会場が少なく、環境も劣悪だという。ソウルの場合、蚕室オリンピックスタジアムが26年12月まで改装工事中のため、現在は5万人以上収容可能な会場が事実上、存在しない。大衆音楽評論家のキム・ドホン氏は「公演だけでなく授賞式なども最近は『脱韓国』の雰囲気だ」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国は公演市場が小さ過ぎる」「金になる所に行くのは当り前のことだ」「外貨を稼いできているのだから、文句は言えない」「早くソウルに10万人くらい入るドームでも造りなよ」「別に国内でやらなくてもいいのでは。外国を回って稼げるようにと外国人メンバーを入れたりしてるんだし」「連日の海外公演で体を壊すアーティストもいる。売り上げが増えるのも結構だけど、アーティストの健康も考慮してスケジュールを組むような成熟した文化があるべきだ」「飛行機で2時間もあれば行けて、入国手続きもさほど複雑ではなく、大きな公演会場がたくさんあって費用も高くなく、幅広い年代の観客が来てくれてマナーもいい、何よりも購買力がある。そんな日本で公演をしない理由がない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)