NY市場サマリー(22日)

[22日 ロイター] - <為替> ポンドが対ドルやユーロで下落。英下院が欧州連合(EU)離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議(プログラム動議)を否決し、ジョンソン首相が目指す月末の離脱がほぼ不可能となったことを受けた動き。

終盤の取引で、ポンド/ドル<GBP=>は0.62%安の1.288ドル。下院で採決が実施される前は可決への期待から、ポンドは一時5カ月半ぶりの高値を付ける場面もあった。

ポンドは対ユーロ<EURGBP=>でも0.44%下落した。

英EU離脱を巡る懸念がくすぶる中、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.17%高の97.494。英EU離脱に加え、米中通商交渉を巡る不透明感から、ユーロ/ドル<EUR=>も0.19%安。

カナダドル<CAD=>も対ドルで下落した。カナダで21日に実施された下院議会選挙は、中道左派の与党自由党が第1党を維持し、トルドー首相が続投する見通しとなった。ただ、単独過半数には届かず、今後は他党との協力が必要になるなど政権運営に不安を残す格好となった。[nL3N2770TK]

<債券> 国債利回りが英ポンドの動きに沿って低下した。英下院が22日、EU離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議を否決し、安全資産の国債に買いが集まった。[nL3N2773EP]

ドイツ、英国の10年債利回り<DE10YT=RR><GB10YT=RR>、英ポンド<GBP=>はそろって下げ、その流れが米市場にも波及した。

市場では米中通商協議も注目された。中国外務省の楽玉成次官はこの日、中国と米国が通商協議で一定の進展を果たしたとし、互いに尊重し合えば解決できない問題はないと述べた。[nL3N2770I7]

終盤の取引で、米10年債利回り<US10YT=RR>は前日の1.792%から1.771%に低下。海外市場では一時5週ぶりの高水準となる1.81%を付けた。

米30年債利回り<US30YT=RR>も2.284%から2.257%に低下。一時は5週ぶりに2.299%まで上昇した。

米2年債利回り<US2YT=RR>は1.615%から1.606%に小幅低下した。

全米リアルター協会(NAR)がこの日発表した9月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)が市場予想より大幅に落ち込んだことも利回りの低下要因になった。[nL3N2772XY]

来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、この日実施された2年債入札は応札倍率が2.7倍で過去4回を上回った。2年債利回りは入札を受け低下した。

<株式> 下落して取引を終えた。一部企業の好決算を追い風に中盤にかけて上昇していたが、英下院がEU離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議を否決し、ジョンソン首相が目指す月末の離脱がほぼ不可能となったことを受け、下げに転じた。

S&P総合500<.SPX>はこの日節目となる3000ポイントを割り込んだものの、7月に記録した終値での最高値を1%下回るレンジにとどまった。

好決算を手掛かりにプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)<PG.N>は2.6%高、ユナイテッド・テクノロジーズ<UTX.N>は2.2%高。一方、四半期利益が2年ぶりに市場予想を下回ったマクドナルド<MCD.N>は5%下落した。

フェイスブック<FB.O>は3.9%安。ニューヨーク州司法長官が、フェイスブックを巡る反トラスト法(独占禁止法)調査に47州の司法長官が参加していることを明らかにした。[nL3N2773DI]

ハスブロ<HAS.O>は16.8%急落。米中関税合戦の影響にさらされる中、四半期利益が予想を大きく下回った。

一方で、ボーイング<BA.N>は1.8%高で終了。ユナイテッド・テクノロジーズの最高財務責任者(CFO)が運航停止となっている「737MAX」機を巡り、ボーイングが現在の生産ペースを年内維持するとの見通しを示したことが材料視された。ただ、民間航空機部門のケビン・マカリスター社長兼最高経営責任者(CEO)退任の発表を受けて、上げ幅を縮小した。[nL3N2773NQ]

バイオジェン<BA.N>は26.1%急騰。エーザイ<4523.T>と共同治験を行っていたアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)の承認取得を目指すと表明した。[nL3N27737Y]

ハーレーダビッドソン<HOG.N>も8%高。第3・四半期利益が市場予想を上回り、通期の出荷見通しを維持したことが好感された。[nL3N2772ZV]

テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN.O>は引け後の取引で9%安。今四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことが売り材料となった。

<金先物> ほぼ横ばい。中心限月12月物の清算値は、前日比0.60ドル(0.04%)安の1オンス=1487.50ドル。

英国のEU離脱問題をめぐる混乱が金相場を支える一方、外国為替市場では対ユーロでドルが強含んでドル建て商品の割高感を高め、金の上値を抑えた。米株式相場が米中貿易協議の進展期待などを背景に堅調に推移する中、安全資産としての金も売りに押された。

ただ、決め手となる材料がこの日は少なく、相場の値動きは総じて限定的だった。来週のFOMCを控え、早くも様子見ムードが広がっている面もある。

<米原油先物> 米中貿易協議進展への期待を背景に買いが優勢となり、3営業日ぶりに反発した。米 国産標準油種WTI中心限月11月物の清算値は前日比0.85ドル(1.59%)高の1バレル=54.16ドル。12月物の清算値は0.97ドル高の54.48ドルだった。

トランプ米大統領は21日、米中通商合意の「第1段階」について、11月中旬に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて署名したい意向を強調。中国の楽玉成外務次官は22日、両国間の協議は幾分前進したとした上で、互いに敬意を払えばいかなる問題も解決可能だとの見方を表明した。協議の進展に楽観ムードが漂う中、市場のリスク選好意欲が改善し、相場は一時54.62ドルまで上昇した。

ただ、買い一巡後は伸び悩む展開。米官民による在庫週報の発表を22日夕、23日午前に控えて、国内原油在庫の積み増し予想が投資家心理を圧迫した。ロイター調査によると、18日までの1週間の米原油在庫は前週比220万バレル増と、6週連続で積み増しとなったもよう。一方、ガソリン在庫は230万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫は280万バレル減と、ともに取り崩しが見込まれている。

ドル/円 NY終値 108.47/108.50 <JPY21H=>

始値 108.57 <JPY=>

高値 108.62

安値 108.45

ユーロ/ドル NY終値 1.1124/1.1126 <EUR21H=>

始値 1.1141 <EUR=>

高値 1.1154

安値 1.1119

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.50 2.2564% <US30YT=RR>

前営業日終値 99*08.50 2.2840%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*23.00 1.7677% <US10YT=RR>

前営業日終値 98*16.00 1.7920%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.25 1.5908% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*16.25 1.6040%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.88 1.6006% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*25.00 1.6150%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26788.10 -39.54 -0.15 <.DJI>

前営業日終値 26827.64

ナスダック総合 8104.30 -58.69 -0.72 <.IXIC>

前営業日終値 8162.99

S&P総合500種 2995.99 -10.73 -0.36 <.SPX>

前営業日終値 3006.72

COMEX金 12月限 1487.5 ‐0.6 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1488.1

COMEX銀 12月限 1750.0 ‐10.2 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1760.2

北海ブレント 12月限 59.70 +0.74 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 58.96

米WTI先物 11月限 54.16 +0.85 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 53.31

CRB商品指数 175.5060 +0.7699 <.TRCCRB>

前営業日終値 174.7361

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