[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比591円38銭高の2万9099円93銭となり、大幅に反発した。前日の米国株式市場の上昇を受け、急反発してスタート。

主力銘柄を中心に幅広く買い戻しの動きが広がった。

前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種指数、ナスダック総合の主要3指数がそろって上昇。ドル/円は108円を挟んだ動きで、VIX指数(恐怖指数)も心理的節目の20を下回る17台だった。前日に日銀がETF買いに動いたことも「買い安心感につながった」(国内証券)とされ、押し目買いが活発化した。

きょうの引け後に日本電産などの決算発表が予定されており、決算シーズンが本格化する。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、企業決算で今期業績予想は5割程度の増益が見込まれるとし「昨日までの下落で株価収益率(PER)が下がっているだけに、上値余地はありそうだ」と話している。

TOPIXは1.81%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1140億9100万円だった。東証33業種では石油・石炭製品を除く32業種が上昇した。海運、鉄鋼、精密機器、電気機器の上昇が目立った。 個別では、前日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数が反転したことを受けて東京エレクトロン、信越化学工業をはじめ半導体関連株が堅調。バルチック海運指数が大幅上昇したことなどを手掛かりに日本郵船、商船三井、川崎汽船など海運株がしっかりだった。

一方、オンラインゲームの開発・運営を手掛けるコロプラは大幅に3日続落し年初来安値を更新した。ゲーム特許権侵害の訴訟で、任天堂がコロプラに対する損害賠償請求額の引き上げを申し立てたことが嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がりが1991銘柄、値下がりが148銘柄、変わらずが47銘柄と、ほぼ全面高の商状だった。