[チューリヒ 7日 ロイター] - 独エンジニアリング・グループのシーメンスは7日、通期の利益および売上高の見通しを引き上げた。業績予想を上方修正するのは今年2回目となる。

同日発表した第2四半期(1─3月期)決算は、自動車や機械の製造セクターのほか、工業用ソフトウエアが好調で、売上高や受注高、利益のいずれも市場予想を上回った。

トーマス最高財務責任者(CFO)は「このような状況を踏まえ、下半期に向けてさらに自信を深めている。工業部門と純利益の見通しを大幅に引き上げる」と述べた。

通期の既存事業の売上高は9─11%増と予想した。従来予想は1桁台半ばから後半の成長を見込んでいた。

通期純利益は57億─62億ユーロ(74億8000万ドル)の範囲になる見通し。従来予想は50億─55億ユーロだった。

第2四半期の工業部門の営業利益は20億9000万ユーロとなり、アナリスト予想の20億1500万ユーロをわずかに上回った。

グループ全体の売上高は8%増の146億7000万ユーロとなり、予想の141億3000万ユーロを上回った。グループ全体の受注高も、予想(150億7000万ユーロ)を上回る153億8800万ユーロとなった。

純利益は23億9000万ユーロ。機械・電気駆動システム事業の「フレンダー」の売却益9億ユーロを計上したことで大幅に増加した。

一方、ブッシュ最高経営責任者(CEO)は、サプライチェーンに「緊張」が生じていると指摘。特に鉄鋼やプラスチック、貨物輸送手段の確保に問題が生じているという。

同CEOは決算会見で「個々のケースでは、今後数カ月間、生産面での制約や納入リードタイムの長期化に直面する可能性がある」と述べた。