[東京 14日 ロイター] - 14日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比160円79銭高の2万9109円52銭となり、反発した。前週末の米株高を好感したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えている上、戻り売りも警戒され、上値に対して慎重な動きとなった。

11日の米国株式市場は方向感を欠く展開となる中、小幅続伸。主要株価3指数ではナスダック総合指数の上げが最大となったほか、S&P総合500種指数は連日で終値の最高値を更新した。

これを受けて日本株も朝方からしっかりの展開で、トヨタ自動車、東京エレクトロンなど主力銘柄が幅広く物色された。日経平均は2万9000円を回復した後、大台を固める動きとなっている。

ただ、7日に付けた戻り高値2万9241円20銭をとらえきれずに伸び悩んだ展開からは、上値が重いとの印象を市場に与えた。戻り売りの厚さが警戒される中、引き続き商いも低調な状態となっている。

市場では「投資家心理を変える買い材料でも出現しない限り、当面は上値が重い状況が続くのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。

TOPIXは0.29%高で午前の取引を終了し、東証1部の売買代金は1兆0678億4500万円。東証33業種では、海運業、ゴム製品、金属製品などが上昇し、値下がり業種は、その他製品など6業種にとどまった。

個別では東京エレクトロンなど半導体関連株が堅調に推移したほか、指数寄与度が大きいファーストリテイリングが反発するなど、値がさ株優位に展開となっている。また、日立製作所、JR東海、日本郵船なども高い。一方で、ソニーグループが小甘く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株がさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが1153銘柄、値下がりが901銘柄、変わらずが139銘柄だった。