[23日 ロイター] - 米国株式市場は、米電気自動車(EV)大手テスラに買いが入り、ナスダック総合指数が再び最高値を付けた。一方、米製造業データが強い内容になったものの、S&P総合500種は下落した。

この日はエヌビディアやフェイスブックを中心に、景気回復の恩恵を受けるとみられる銘柄へのシフトで過去数カ月に軟調となっていた大型グロース(成長)株が引き続き買われた。

IHSマークイットの6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が62.6と、統計が製造業全体をカバーするために改定された2009年10月以降で最高となった。ただ、製造業者は依然として原材料や適切な人材の確保に苦戦しており、物価高をもたらしている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、ジャイ・マルヒ氏は「きょうのデータは、アクセルから足を離し始める時期がそう遠くないことを米連邦準備理事会(FRB)にある程度確認させるものだろう」と指摘した。

パウエルFRB議長は22日、インフレ懸念のみに基づいた性急な利上げは実施しないと改めて確約した。

FRBは1週間前には利上げ開始時期の見通しを2023年に前倒しした。それ以来、テスラやエヌビディアなどの主要ハイテク企業を含む成長株はほとんどが上昇し、銀行や素材などのバリュー株をアウトパフォームしている。

S&Pの主要11セクターでは8セクターが下落。公益事業が約1%安と下げを主導した。素材は0.6%安。

テスラは5.3%上昇。太陽光・エネルギー貯蔵施設を利用した充電施設を中国で初めて開設したことを明らかにした。

S&Pのグロース指数は0.01%高、バリュー指数は0.24%安。

年初来ではS&P500は約13%上昇、ナスダックとダウ工業株30種は約11%上昇している。

個人投資家の間で人気の高い「ミーム 株」(ネットの情報拡散で取引される銘柄)では、前日に時価総額が倍以上に膨らんだソフトウエア企業アルフィが26%安。エネルギー会社トーチライト・エネルギー・リソーシズは続落し、30%安。同社は株式売却の規模を引き上げた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでは1.42対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は93億株。直近20営業日の平均は111億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33874.24 -71.34 -0.21 33948.54 34009.40 33869.83

前営業日終値 33945.58

ナスダック総合 14271.73 +18.47 +0.13 14263.38 14317.66 14246.30

前営業日終値 14253.27

S&P総合500種 4241.84 -4.60 -0.11 4249.27 4256.60 4241.43

前営業日終値 4246.44

ダウ輸送株20種 14903.24 -37.32 -0.25

ダウ公共株15種 880.12 -10.20 -1.15

フィラデルフィア半導体 3197.22 +11.80 +0.37

VIX指数 16.32 -0.34 -2.04

S&P一般消費財 1418.42 +8.81 +0.63

S&P素材 514.49 -3.19 -0.62

S&P工業 857.22 -2.35 -0.27

S&P主要消費財 711.18 -4.06 -0.57

S&P金融 599.89 +1.64 +0.27

S&P不動産 279.17 -1.01 -0.36

S&Pエネルギー 412.55 +1.09 +0.27

S&Pヘルスケア 1452.04 -6.73 -0.46

S&P通信サービス 261.82 -0.54 -0.21

S&P情報技術 2537.96 -2.89 -0.11

S&P公益事業 322.21 -3.42 -1.05

NYSE出来高 8.54億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 28745 - 65 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 28720 - 90 大阪比