[モスクワ 23日 ロイター] - ロシア中央銀行は23日、主要政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ、6.5%とした。利上げ幅は予想通りで、2014年終盤以降で最大。根強く上昇し続けるインフレに対応するため、中銀は追加利上げの可能性を示唆した。

ロシア中銀は新型コロナウイルス感染拡大への対応の一環として2020年に政策金利を過去最低の4.25%に引き下げたが、今年に入り利上げサイクルを開始。9月に議会選挙を控え、国民の間で懸念が広まっているインフレに対応している。

ナビウリナ総裁は決定会合後の記者会見で、今回の会合で50bp、もしくは75bpの利上げも検討されたが、インフレ率を目標の4%に戻すために積極的な引き締めが決定されたと明らかにした。

中銀は6月の会合で50bpの利上げを決定しており、今回の利上げは今年に入り4回目となる。

ロシアのインフレ率は6月に6.5%と、16年8月以来の水準に上昇。当時の主要政策金利は10.5%だった。

中銀は声明で「基調的な予想通りの展開になれば、今後の会合で追加利上げの必要性について検討する」とした。

中銀のインフレ率見通しは、年末時点が5.7─6.2%、来年が4.0─4.5%。今年の経済成長率見通しは4.0─4.5%になるとし、従来の3─4%から上方修正した。

ナビウリナ総裁は、引き締め的な金融政策で経済成長が損なわれることはないとし、「今回の明らかに大幅な措置は、インフレ率を目標と整合する水準に戻すために必要」と指摘。「インフレ率が4%近辺にあると仮定すると、中立的な政策金利は引き続き5─6%となる。今回の利上げが現在の引き締めサイクルの中で最後のものになるか、判断するのは時期尚早だ」と語った。

次回の決定会合は9月10日。ソブコムバンク、ソバ・キャピタル、INGは、25bpの追加利上げが決定され、政策金利は6.75%に引き上げられるとの予想を示している。