[ワシントン 28日 ロイター] - 米上院共和党トップのマコネル院内総務は28日、共和党の支持者が多い州を中心に新型コロナウイルスワクチン接種率が低迷する中、ワクチン接種を巡る偽情報を批判した。

マコネル氏は「ワクチン接種を済ませた人の数はまだ十分ではない。集団免疫獲得に向け、未接種者に考えを変えるよう促そうとしている」と述べた。

マコネル氏自身は昨年12月に接種。以来、公の場で接種を促し続けており、自身の再選挙資金を投じて地元ケンタッキー州の100を超えるラジオ局で接種を勧める60秒のメッセージを近く放送する。

ロイターのワクチン・トラッカーによると、米国では国民の57%が少なくとも1回のワクチン接種を受けている。ただ地域ごとに隔たりが見られ、ワクチン接種率が下位5州のうち4州が共和党が知事を務める州。マコネル氏の地元ケンタッキー州の接種率も51%と、全国平均を下回っている。

モーニング・コンサルトが公表した世論調査によると、ワクチン接種に懐疑的であるか、接種を受けたくないと回答したのは、共和党支持者が約40%、民主党支持者が16%だった。

多くの共和党議員はワクチン接種を受けたか公言を控えており、中にはワクチン接種は不要、もしくは危険でさえあると批判する議員もいる。こうした中、共和党のトランプ前大統領は先週、「バイデン政権、および選挙結果を信じていないため、人々はワクチン接種を拒んでいる」とする声明を発表した。

ただ潮目は変わりつつあり、アラバマ州のアイビー知事を含む共和党の重鎮が、ワクチン拒否につながっている偽情報や陰謀説などに対抗し始めている。