[16日 ロイター] - 米たばこ大手フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は16日、約10億ポンド規模の英製薬会社ベクトラ・グループ買収案について、ベクトラ株主の約75%の賛同を得たと明らかにした。

ベクトラはぜんそく治療用の吸入薬を製造する。PMIはヘルスケアやウェルネス分野に進出しようとしており、ベクトラ買収もその一環。

PMIは買収実現の可能性を高めるため、株主の賛成が50%を超えれば成立する株式公開買い付け(TOB)に切り替えた。15日がTOBの期限だった。

ベクトラには米投資ファンドのカーライル・グループも買収提案していたが、PMIがより高い条件を出して競り勝った。

ただ、たばこ会社が喫煙が原因の疾病の治療で稼ぐことに医療・保健関連団体からは疑問の声が上がっている。

PMIのヤチェック・オルザック最高経営責任者(CEO)は、2025年までに非ニコチン製品の純売上高を少なくとも10億ドルとする目標の達成に向け、ベクトラの研究部門に資源と専門知識を提供する方針を示した。