[28日 ロイター] - 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが28日に発表した第1・四半期(9─11月)の売上高見通しは、市場予想を下回った。半導体供給先であるパソコン(PC)メーカーが他の部品不足に直面する中、短期的にメモリーチップの出荷が減少するとの見通しを示した。

自社のサプライチェーンでも一部の部品に供給不足が生じているとし、株価は時間外取引で約4%下落した。

マイクロンはデータストレージ市場向けのNAND型メモリーチップと、データセンターやPC、その他端末で広く用いられるDRAM型の双方について、短期的に出荷が減少するとの見通しを示した。

サンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は「顧客であるPCメーカーの一部が、メモリー以外の部品の不足を理由にメモリーとストレージの購入を調整している」とした上で、「この調整は向こう数カ月でおおむね解消される」との見方を示した。

ただ、アナリストの間では、この落ち込みが一時的なものか、長期にわたる低迷期の始まりか問う声が上がっている。

ウェドブッシュのアナリスト、マシュー・ブライソン氏は、マイクロンの問題はメモリー業界が長期的な低迷局面に入りつつあるのか、もしくは比較的早期に解消される小幅な需要減少に直面しているのかに左右されると指摘。

マイクロンのコメントは後者の見方を支持する内容だが、ブライソン氏は、より具体的なデータが出てくるのを待って判断するとした。

マイクロンは9─11月の業績見通しについて、売上高が76億5000万ドルの上下2億ドルになると予想。アナリスト予想平均は85億7000万ドルだった。

調整後の1株利益は2.10ドルの上下0.10ドルと予想。アナリスト予想は2.33ドルだった。

第4・四半期(9月2日まで)の売上高は36.4%増の82億7000万ドル。調整後の1株利益は2.42ドルと、アナリスト予想平均の2.33ドルを上回った。