[香港/上海/北京 19日 ロイター] - 経営危機に直面している中国の不動産開発大手、中国恒大集団の主要部門、恒大地産集団は、19日が期日のオンショア債の利払いに向け資金を送金した。4人の関係者がロイターに明らかにした。支払うべき利息は1億2180万元(1900万ドル)。

関係者の1人は中国の金融システムへの影響を踏まえると、中国恒大は限られた資金を国内市場に優先的に振り向ける必要があると指摘した。

中国恒大は9月23日が利払い日だった2022年3月23日償還債の利払いを実行しておらず、30日の猶予期間中に利払いを行わなければ、正式にデフォルトに陥る。

しかし中国人民銀行(中央銀行)の発言や不動産開発大手2社による利払いを受けて19日のオフショア債券市場は堅調に推移した。

中国の高利回り社債指数のスプレッドは先週、過去最高水準を付けたが、19日は1484ポイント前後へ縮小した。同指数には多くの不動産開発会社が含まれる。

関係筋によると、19日に2714万ドルの利払い日を迎えた融創中国は、利払いを実行した。

佳兆業集団も18日、今月16日が期日の利払いを実行したと表明。今月22日期日の3585万ドルの利払いについても、21日に債券保有者の口座に送金する予定だと説明した。

人民銀高官はここ数日、中国恒大の債務問題が金融システムに及ぼす影響は制御可能であり、中国経済は順調と表明している。

19日の社債市場では、当代置業の2022年償還債が8%以上上昇し、1ドル当たり40.250セントとなった。建業地産の2024年償還債も5%以上上昇し、44.843セント。

18日には新力控股(集団)の社債(2億4600万ドル)が、予想通りデフォルトに陥った。同社は先週、十分な資金がないとして、デフォルトを警告していた。