[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は22日、「BNPL(バイナウ・ペイレーター)」と呼ばれる後払い決済サービスについて、店舗が手数料を顧客に転嫁できるようにする方針を示した。

中銀はこの決定を実施するための規制について財務省と協議していると明らかにした。重要な利点を失うとしてBNPL業界は猛反発している。

中銀はBNPLサービスが店舗に非常に高額になる傾向があると指摘し、サービスを手掛ける企業が料金の上乗せを禁じるルールを廃止することは公共の利益にかなうと主張した。

オーストラリアにはアフターペイなど世界有数のBNPL企業が拠点を置いている。

バーンスタインとUBSのアナリストはRBAの方針について、店舗からの高い手数料に依存しているアフターペイへの影響が最も大きいとの見方を示した。UBSは海外の規制当局が同様の措置を取る「大きなリスク」があると指摘した。

一方、エバンズ・アンド・パートナーズのアナリスト、マシュー・ウィルソン氏は、アフターペイのプラットフォームは既にオーストラリアに定着し店舗にも評価されているとして、今回の変更は「小さな問題」との見方を示した。

中銀の方針は手数料を顧客に転嫁することを店舗に禁止できない銀行やクレジットカード会社とBNPL会社の競争条件をそろえる一歩となる。