[22日 ロイター] - 投資家のボアズ・ワインスタイン氏は、自身が立ち上げたファンド、サバ・キャピタル・マネジメントが保有するデジタル・ワールド・アクイジションの株式を21日に売却したと述べた。トランプ前米大統領が新たに手掛けるメディアベンチャーと合併するとのニュースを受けた措置としている。

ワインスタイン氏は「サバが保有する無制限株を全て売却するのが正しいことだと思い、それを実行した。多くの投資家は価値観をいかに自身の事業に反映されるかという難題に直面しているが、私たちにとってこれは難しいものではなかった」と述べた。

規定上、投資家は特別買収目的会社(SPAC)に投資する際、合併対象を知ることは認められていない。このため、複数の投資家はトランプ氏との関連は全くの驚きと受け止められたと指摘した。

米投資家の多くは、1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件後にトランプ氏と距離を置いている。

トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループと合併対象のSPAC、デジタル・ワールド・アクイジションは新しいソーシャルメディアアプリ「TRUTH Social(トゥルース・ソーシャル)」を設立するために合併すると今週発表。ベータ版を来月立ち上げ、2022年第1・四半期から本格的に展開する計画を明らかにした。

ワインスタイン氏は当初の資本投入額や、株価が急騰した21日に得た利益について言及を避けた。自身のファンドへの投資家の反応についても言及を避けた。

ワインスタイン氏のファンドは約35億ドルを運用。同氏は過去に民主党候補者に寄付をし、昨年の大統領選ではバイデン現大統領を支援した。

妻のタリ・ファルハディアン・ワインスタイン氏は元連邦検事。マンハッタン地方検事に今年立候補し、民主党予備選で敗れた。マンハッタン地検はトランプ氏を調査している。