[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州最大の自動車メーカー、独フォルクスワーゲン(VW)は28日、今年の販売台数見通しを引き下げ、売上高についても慎重な見方を示した。

第3・四半期の営業利益は、長引く半導体不足の影響で予想を下回った。

第3・四半期の営業利益は28億ユーロ(32億5000万ドル)で、前年同期比12%減。リフィニティブの予想29億9000万ユーロも下回った。利益率は前年の5.4%から4.9%に低下した。21年の営業利益率目標(6.0─7.5%)は維持した。

半導体不足により、当初は増加を予想していた2021年の販売台数は、昨年の水準にとどまるとの見通しを示した。

今年の売上高は大幅に増加する見通し。同社は以前、昨年の2230億ユーロから大幅に増加するとの予想を示していた。

最高財務責任者(CFO)のアルノ・アントリッツ氏は、「第3・四半期の半導体不足により、設備稼働率の変動に十分に対処できていないことが明らかになった。今後もあらゆる分野におけるコスト構造と生産性の改善に取り組まなければならない」との見解を示した。

ディース最高経営責任者(CEO)は、「第3・四半期決算は、組織的な生産性向上に向けた前進の必要性を改めて提示した」と述べた。

同社は電気自動車(EV)販売台数世界一を目指している。