[30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は30日、上院銀行委員会の議会証言で、現在空席の金融規制担当副議長に就任する人物には「一定の敬意」を払うが、銀行規制改革を進めようとするならば、自身やその他のFRB理事が納得できる説明が必要になるとの見方を示した。

金融規制担当副議長のポストは、クオールズ理事が10月まで務めていた。与党民主党の進歩派はバイデン大統領に対し、共和党所属のクオールズ氏が進めた規制緩和を逆戻しできる人物を指名するよう求めている。投資銀行に勤めた経歴があるパウエル氏については、ウォール街との距離が近く、銀行にあまり厳しくないとの見方が一部である。

FRBによる銀行規制・監督体制に批判的な民主党のウォーレン上院議員から質問を受けたパウエル氏は、金融規制担当副議長に任命される人物には「一定の敬意を払うのが当然だが、大げさに語るつもりはない」と応じた。

「その人物は自身のいかなる提案についても、理事を説得する必要が依然ある」と続けた。

バイデン大統領はパウエル氏のFRB議長再任を決めているが、ウォーレン氏は上院の指名承認採決で反対票を投じる意向を示している。

事情に詳しい関係筋によると、バイデン大統領は米消費者金融保護局(CFPB)の初代局長を務めたリチャード・コードレイ氏をFRBの金融規制担当副議長に指名する方向で検討している。ウォーレン氏はCFPBの立ち上げに関与した。