[東京 1日 ロイター] - 財務省が1日発表した2021年7―9月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比1.2%増となった。プラスは2四半期連続。季節調整済みの前期比では2.6%のマイナスだった。

設備投資のうち、製造業は前年同期比0.9%増、非製造業は1.4%増といずれも増加した。製造業では金属製品やはん用機械、非製造業ではサービス業や電気業が投資を増やした。

一方、情報通信機械や電気機械、卸・小売業などはマイナス寄与となった。感染再拡大に伴う先行き不透明感の高まりで、投資を手控える動きが一部でみられた。

国内総生産(GDP)改定時の基礎となるソフトウエアを除く全産業の設備投資額は前年同期比2.2%増と、2四半期連続のプラスだった。同統計は8日公表の7―9月期GDP2次速報に反映される。

全産業の売上高は前年同期比4.6%増と2四半期連続の増収だった。経常利益は35.1%増と、3四半期連続で増益を確保した。情報通信機械や化学が増益に寄与した。

企業が抱える現金・預金は236兆4046億円に膨らみ、1954年以降で最大となった。利益剰余金は477兆5605億円で、過去2番目の大きさだった。