[ワシントン 2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクオールズ理事は2日の講演で、法定通貨の裏付けがある暗号資産「ステーブルコイン」の規制について、バイデン政権がこのほど示した提言が関連イノベーションを不要に阻害する恐れがあると述べた。

金融規制担当副議長を務め、今月末で退任するクオールズ氏は、ステーブルコインについて「合理的な制限」を行う必要があると指摘。透明性、安定性、消費者保護に関する一定の懸念が満たされた場合には、銀行が取り扱いを認可されるべきとの考えを示した。

特に、ステーブルコイン発行者や「ウォレット」サービス事業者を他の企業から分離すべきとの提言について言及し、非デジタル資産への規制以上に不必要に厳しいものだと述べた。

このほか、FRBが銀行のストレステスト(健全性審査)の結果を数年にわたって平均化し、より一貫性のある資本水準にすることを検討すべきとも指摘。ストレス時に銀行が安全な資産を保有することを阻害しかねない現行のレバレッジ要件に対処する必要があると述べた。

今回はクオールズ氏の在職最後の講演となった。バイデン大統領はまだ後任の金融規制担当を指名していない。