[香港 16日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)の1つのステーブルコインで、先週相場が急落したテラUSD(UST)を巡り、USTを支えるために設立された非営利団体ルナ・ファウンデーション・ガード(LFG)は16日、値下がりを止めるために準備金の大部分を使い切ったと明らかにした。

USTの急落は、ドルと1対1の価値を保つ仕組み(ペッグ制)が崩壊したことがきっかけだった

LFGはこれまでに8万ビットコイン超を含めて多額の準備金を積み上げ、3日時点の資産価値は40億ドルに達していた。ただ、15日までに残った準備金は9000万ドル弱になってしまったという。

ブロックチェーン分析会社エリプティックによると、USTとUSTに関係している仮想通貨ルナの保有者は先週だけでおよそ420億ドルの損失を被った。

LFGは今後、残りの準備金を使ってまず最も小口のUST投資家から補償を行う意向を明らかにしたが、損失額の大きさから「焼け石に水」との声が出ている。