[ロサンゼルス 29日 ロイター] - 米宅配大手フェデックスは29日に開いた投資家向け会合で、急増するインターネット通販の商品を取り扱う陸上輸送部門の利益率が2025年までに11─12%に上昇するとの見通しを示したものの、新型コロナウイルス禍前の水準を下回り投資家の失望を誘った。株価は2.6%安で終了した。

陸上輸送の「グラウンド」部門は、コロナ禍の巣ごもり需要でネット通販の荷物が急増する以前の2年間に13%以上の利益率を記録していた。

同社はまた、25年までの期間について、1株利益の年平均増加率が14─19%になると予想。増収率の年平均は4─6%との見通しを示した。

最高経営責任者(CEO)に今月就任したラジ・スブラマニアム氏は宅配で収益性を優先して将来的に利益増につなげる戦略を発表。

ただ、株主が収益拡大を求める一方で、配達を請け負う業者は高インフレによるコスト増を運賃に転嫁することを求めており、同氏は難しい舵取りを迫られている。アナリストは値上げが必要になっているが、景気減速で阻まれる可能性があると指摘する。