[北京 7日 ロイター] - 中国の李克強首相は中国経済が回復しているものの基盤は堅固ではなく、一段の取り組みが必要との認識を示した。国営メディアが7日に発言を報じた。

世界2位の経済大国である中国は成長への逆風が続いているものの、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対策として実施された大規模なロックダウン(都市封鎖)による供給面の制約からの緩やかな回復が今年第2・四半期に始まっている。

李氏は上海市と広東、福建、江蘇、浙江の4省の高官との会談で「現在、経済は回復しているが、基盤は不安定だ。経済の安定化には熱心な取り組みが必要だ」と語った。

中央、地方双方の当局者の熱意を高め、経済が合理的な範囲で運営されるように一層の努力がなされると訴えた。

李氏は上海市と4省は中国経済の3分の1超に当たり、それらの歳入が全体の4割近くを占めるため、中央政府による経済規模が小さい地域への移転支出で重要な役割を担っていると言及。中国の最も裕福な地域は移民労働者を受け入れ、収入を下支えするのも極めて重要であると指摘した。

李氏は中国が今後も改革を進め、事業環境を改善し、国際情勢の変化にかかわらず経済を世界に開放し続けると表明した。