[香港 10日 ロイター] - アジア地域中心に事業展開する英保険会社プルーデンシャルが10日発表した上期決算は営業利益が8%増加した。一部市場で新型コロナウイルス関連規制が続いているため、年内は厳しい状況を予想した。

継続事業からの調整後営業利益は16億6000万ドル。前年同期の15億7000万ドルから増加したものの、同社がまとめたアナリスト予想平均の16億8000万ドルには届かなかった。

年換算保険料(APE)収入は上期に9%増え22億ドルとなった。

グループ最高経営責任者(CEO)のマーク・フィッツパトリック氏はコロナ流行による混乱からの収入回復に言及し「大半の市場で状況が正常化し始めたため、第2・四半期にAPE収入はより強い伸びを達成した」と説明した。「多くの市場でコロナ関連の影響が安定化する兆しが出ているが、今年いっぱいは厳しい事業環境が続くと予想している」と述べた。

金利の上昇、香港での販売不振、よりコスト高な銀行経由の販売増加で新規事業マージンは5%減少し11億ドルとなった。

上期の香港のAPE収入は10%減少。香港は最近緩和されたものの、なお厳しいコロナ関連規制が敷かれている。

フィッツパトリック氏は「かなり不安定なマクロ経済、国債利回りの大幅な上昇、社債スプレッド拡大」が同社のバランスシートを圧迫したと指摘した。

資産運用部門のイーストスプリングは、投資損失により15%の営業減益となった。