[フランクフルト 11日 ロイター] - ドイツ海運大手ハパックロイドが11日発表した上半期決算は、純利益が87億ユーロ(約89億4000万ドル)と、前年同期の3倍以上になった。一方、ウクライナでの戦争や新型コロナウイルス禍により、見通しがやや不透明になっているとの認識を示した。

2022年通年については、182億─201億ユーロとしていた支払利息・税金・償却控除前利益(EBITDA)の予想と、163億─182億ユーロとしていた利払い・税引き前利益(EBIT)の予想を据え置いた。これらの予想は7月28日に公表されていた。

ただし予想について、戦争やコロナ、スポット運賃が鈍化し始めている兆候といった不確実性に引き続き左右されるとした。

ライバルのマースクは先週、今年の世界のコンテナ需要は低下するとの見通しを示している。

ハパックロイドのロルフ・ハベン・ヤンセン最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで「マースクと同意見で、第4・四半期からの(需要)鈍化を見込んでいる」と述べた。

アナリストとの電話会見では、需給が逼迫しているコンテナ船について、来年から新規受注や造船によって需要を上回って増加し、不足が緩和されるとの見通しを示した。

「向こう2年で、供給の伸びが需要の伸びを上回ることがはっきりとするだろう」と述べた。

今年から来年にかけてコンテナ需要は3%伸びる一方、フリートは7%増えるとの予想を示した。