[北京/シンガポール 15日 ロイター] - 中国・四川省は14日、家庭への電力供給を優先するため、今月15─20日に工場の操業を停止するよう指示した。

21都市中19都市の工業ユーザーが対象。これを受け、金属、化学分野などの工場が操業の停止・縮小を迫られている。

四川省はアルミニウムやリチウムなど金属生産が盛ん。電力の80%以上を水力発電に依存しているが、気温上昇と少雨を受けて発電量が減り、7月下旬以降、工業ユーザーの電力使用を制限している。

四川日報によると、過去60年で最悪の熱波も、電力需要急増の原因。

アルミ生産の河南中孚実業、化学メーカーの四川国光農化などが今週の操業を停止することを証券取引所に提出した文書で明らかにした。

ダイワ・キャピタル・マーケッツのリポートによると、大手リチウムメーカーも操業を停止。一部の企業は減産体制で操業を継続している。

大手合金鉄(フェロアロイ)メーカーの関係者は「電力規制は非常に厳しい」とし、15日から1日当たりの生産量を通常の400トンから150トンに削減したことを明らかにした。