[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツのIW経済研究所は、ドイツ経済の対中依存度が今年上半期に急激に高まったとの報告書をまとめた。一方でドイツの対中輸出は大幅に伸び悩んだという。

ロイターが報告書を入手した。報告書の執筆者は、ウクライナ戦争に対する中国の姿勢や台湾問題を踏まえ、対中依存は政治的に問題になると主張している。

報告書によると、上半期のドイツの対中投資は約100億ユーロ(100億ドル)と、2000年以降の最高記録である62億ユーロを大幅に上回った。

上半期のドイツの輸入品に占める中国製品の比率は12.4%。2000年は3.4%だった。上半期のドイツの中国製品の輸入額は前年比45.7%増加した。

上半期のドイツの対中貿易赤字は410億ユーロ近くに急増。貿易赤字は今後さらに拡大する見通しという。

IWは中国との取引を促すインセンティブを減らし、他のアジア諸国など新興国との取引を増やすため、政策を転換すべきだと主張している。