[ワシントン 7日 ロイター] - 米商務省が7日発表した8月の卸売在庫は前月比1.3%増となり、前月発表された速報値から変わらなかった。ロイターがまとめたエコノミスト予想通りだった。7月は前月より0.6%増えていた。

8月の卸売売上高は0.1%増にとどまった。売上高が停滞する中で卸売在庫が大きく増えたことは、米連邦準備理事会(FRB)の政策金利引き上げで需要が減退し、不要な財(モノ)が積み上がる可能性を示している。これは来年の景気悪化要因になる可能性がある。

卸売在庫の前年同月比は25.0%増。

部門別をみると、自動車在庫が前月より5.1%増え、伸び率は7月の2.5%から加速した。国内総生産(GDP)算出に用いられる自動車を除く卸売在庫は8月に0.9%増え、2022年第3・四半期の経済成長を押し上げる可能性を示唆した。

第2・四半期は在庫積み増しペースが、活発だった第1・四半期から急減速したことがGDPに重くのしかかっていた。

第2・四半期の実質GDPは年率換算で前期より0.6%減り、第1・四半期の1.6%減に続いてマイナス成長となった。

7月の卸売売上高は前月より1.5%減っていた。

8月の販売ペースで在庫が全てはけるのに必要な期間は1.31カ月となり、7月の1.29カ月から延びた。