[東京 28日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤の水準からドル安/円高の138円前半。中国で新型コロナウイルス規制に対する異例の抗議活動が相次いでいることなどから、参加者の間でリスクを警戒する動きが強まった。

週明けの取引で目立ったのは豪ドルの下げ。週末に北京や上海など複数の都市で、市民がコロナ規制の緩和を求めてデモ行進などを行ったことで、中国と経済的な結びつきが強いとされる豪ドルが、寄り付き前から下落した。

中国や香港株が2%前後の大幅安になると、豪ドルは下げ幅を拡大。さらに、10月の豪小売売上高が予想外に減少したことも重しとなり、対米ドル、対円ともに1%超の下げとなった。

もっともオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)はリポートで、小売売上高の下振れは「ブラックフライデー前の買い控えもあっただろう。賃金や雇用は堅調で、中銀の利上げ路線に大きな影響を及ぼすものではない」との見方を示している。

アジア株が崩れたことで、円は全般に堅調。ドル/円は朝方の139円半ばから138円前半までじり安となった。月末の持ち高調整に絡む一時的なドル売りを指摘する声もあった。

楽天証券FXディーリング部の荒地潤氏は「(ドルは)140円台から新たにポジションを構築するよりも、いったん利益を確定しロングポジションを減らす動きの方が強い」と指摘している。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 138.36/38 1.0349/53 143.21/25

午前9時現在 139.36/38 1.0365/69 144.47/51

NY午後5時 139.10/13 1.0395/99 144.74/78