[29日 ロイター] - S&P・モービリティーは29日、米電気自動車(EV)大手・テスラについて、競合他社のより低価格な製品に押されて今後シェアを失う可能性があるとの見方を示した。

S&Pは「より手ごろな価格で、今まで同等かそれ以上の技術を備えた新たな製品の選択肢が出てきており、テスラの立場は変化している」と指摘。テスラが現在の市場シェアを将来も維持することは厳しいとの見方を示した。

テスラの競合製品として、ゼネラル・モーターズ(GM)の「ボルト」と「ボルトEUV」、現代自動車の「Ioniq5」、起亜の「EV6」、フォルクスワーゲンの「ID.4」日産自動車のリーフなどを挙げた。

急速に普及するEVは、価格が5万ドル未満の製品に大きな需要があり、テスラがこの価格帯で「まだ真の競争力を持っていない」と指摘した。

テスラのコンパクトセダン「Model 3」の一番安い製品は約4万7000ドル。同社のマスク最高経営責任者(CEO)はより手ごろな価格の製品投入を示唆しているが、販売時期は明らかになっていない。