[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日公表した10月の鉱工業生産指数速報は前月比2.6%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。6月以降の回復の反動減と海外需要の減少が響いた。経産省は、生産の基調判断を「一部に弱さがみられる」とし下方修正した。ロイター集計の民間予測は同1.5%低下だった。

<スマホ向けメモリ、半導体製造装置が減産>

生産用機械、電子部品・デバイス、化学工業の減産が大きかった。スマートフォン向けフラッシュメモリやコンデンサ、半導体・フラットパネル製造装置などが減少。乳液や化粧水・界面活性剤の減産も指数を押し下げた。

自動車や汎用・業務用機械、電気・情報通信機械などは前月比プラスだった。

企業の生産計画から集計される11月の予測指数は前月比3.3%上昇、12月は同2.4%上昇だった。生産計画の上振れ傾向を考慮した補正値は、11月は前月比0.8%減となっている。

経産省は、生産の基調判断を前月の「緩やかな持ち直しの動き」から「緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」に引き下げた。

米国の利上げに関しては「現時点では生産用機械などに影響を受けている状況ではない」(経産省幹部)が、年明け以降の動向を注視する姿勢だ。