(英文の訂正により、5段落目の来年のインフレ率予想を「4.8%」から「4.1%」に訂正します)

[30日 ロイター] - 米シティグループは30日、来年の世界経済の成長率が2%以下に減速するとの見通しを明らかにした。

これまでに米ゴールドマン・サックス、JPモルガン、英バークレイズなども同様の見通しを示している。

ネーサン・シーツ氏が率いるシティのストラテジストは、新型コロナウイルスの流行とウクライナ戦争による逆風を成長鈍化の要因として挙げた。

「世界経済は今後1年間、国レベルのリセッション(景気後退)に悩まされる可能性が高い」との見方を示した。

米国の2023年の成長率は0.7%と22年の見通し(1.9%)の半分以下になると予想した。来年のインフレ率は4.1%(訂正)、米連邦準備理事会(FRB)の政策金利のピークは5.25─5.5%になるとした。

英国とユーロ圏は今年の年末までに景気後退に陥るとし、需給両面でエネルギーの制約に直面するほか、金融・財政の引き締めの影響を受けると説明した。23年の成長率は英国がマイナス1.5%、ユーロ圏はマイナス0.4%としている。

中国については政府が「ゼロコロナ」政策を緩和するとの見方を示し、来年は5.6%の成長を見込んだ。

一方、新興国の成長率は3.7%で、インドは5.7%と今年の見通し(6.7%)を下回るが、主要国の中では最も高い伸びになるとした。