[ロンドン 30日 ロイター] - ロイターの原油市場調査によると、11月の石油輸出国機構(OPEC)産油量は日量2901万バレルで、10月に比べ同71万バレル減少した。主要輸出国のサウジアラビアや他の湾岸産油国が大きく減産に動いた。

加盟国のうち10カ国で見た減産幅は日量72万バレルで、OPECの11月生産実績としては生産目標を同80万バレル下回り、減産履行率は163%になった。

OPECとロシアなど主要産油国で構成するOPECプラスは11月分について、世界経済減速懸念と石油市場の見通しの不確実化を理由に日量200万バレル、OPEC10カ国だけでは同約127万バレルの大幅減産を決めていた。

サウジアラビアの前月比減産量はOPECの中で最多の日量50万バレルで、減産合意で約束した分を実質的にほぼ履行した。アラブ首長国連邦(UAE)とクウェートが次いで大きく減産した。アンゴラやナイジェリアなど他の多くの加盟国は投資不足で増産余地が乏しいことなどから、目標より生産実績が下回る状態が以前から続いている。

OPECプラスは今年のほとんどで原油需要回復に合わせて減産縮小に動き、9月のOPECとしての産油量は2020年以来の高水準になっていた。

ロイターの原油市場調査は外部情報筋の輸送データやリフィニティブ・アイコンの取引データ、タンカー会社や石油会社の情報に基づき集計している。