[1日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが影響を及ぼしつつあることを示す経済指標を消化する一方、ダウ工業株30種は顧客管理ソフト大手セールスフォースへの売りに押されて下落した。

米供給管理協会(ISM)が1日発表した11月の製造業総合指数(NMI)は49.0と約2年半ぶりに50を下回った。FRBの利上げにより財(モノ)の需要が冷え込んだ。

また、米商務省が発表した個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比6.0%上昇と、伸びが9月の6.3%から鈍化し、インフレ圧力緩和の兆候を示唆した。

ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「通常なら今朝の一連の指標はかなりリスクオンの材料になるが、昨日の上昇の後では、もう一段押し上げるには不十分だ」と述べた。

S&P総合500種は前日、FRBの利上げ減速期待から3%超上昇し、今年4月以来初めて200日移動平均線を上回った。

セールスフォースは8.3%急落。ブレット・テイラー共同最高経営責任者(CEO)が来年1月に退任すると発表したことを嫌気した。

年間利益見通しを引き下げたディスカウント小売大手のダラー・ゼネラルは7.5%安。会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールも、11月の売上高の伸びが減速したことを受けて6.6%下落した。

エヌビディアやメタ・プラットフォームズが1%超上昇する中、ナスダック総合はプラス圏で引けた。

業種別ではS&P500の主要11部門のうち7部門が下落。金融や主要消費財が下げを主導した。

米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は1万6000件減の22万5000件となった。市場ではFRBの利上げによる労働市場への影響を巡り手掛かりを得ようと2日発表の雇用統計に関心が集まる。

S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は117億株。直近20営業日の平均は113億株だった。