[トロント 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した11月のカナダ製造業購買担当者景況感指数(PMI)は季節調整済みで49.6となり、製造業の拡大と縮小の分かれ目を示す50を8月から4カ月連続で下回った。リセッション(景気後退)入りへの懸念から需要が弱かった。ただ、前月の48.8よりは縮小ペースが減速した。

新規受注指数は46.8と、5カ月連続で50を下回った。インフレや製品不足などが影響した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ポール・スミス氏はインフレ高進や製造業のマクロ経済環境の不確実性を指摘。一方、サプライチェーンの流れの中で一部の財価格下落が少しずつ進んでいることや、一部の企業が工場の人手不足解消に向かっていることを挙げ、「コストインフレの緩和が続いている」とも述べた。

雇用指数は51.1と、7月以来で初めて50を上回った。投入価格指数は10月の61.7から60.9に鈍化し、約2年ぶりの低水準になった。

カナダ銀行(中央銀行)は7日の政策決定会合でも一段のインフレ抑制のため追加利上げに動くとみられている。