[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は1日、 小規模な人員削減を行っていると明らかにした。ロイターネクスト会議でインタビューに答えた。

「われわれは世界中で小幅な削減を行っている。大半の企業は長期にわたって拡大した後、そうした状況にある」と説明した。「何人かは解雇されるだろう」と述べたが、具体的な人数は明らかにしなかった。

米国ではインフレ率が高止まりし、企業がM&A(合併・買収)や新規株式公開(IPO)を先延ばしにしているため、投資銀行は収益が圧迫されている。

ゴーマン氏は米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOを称賛し、同氏が失敗するほうに賭けないと言明した。

米アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏や米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏らに並んで「恐らく過去50年で最も興味深い起業家だ」と指摘。「そのような能力を持つ人物と取引をしたくないと誰が思うだろうか」と語った。

マスク氏の米ツイッター買収でモルガン・スタンレーは協調融資に参加している。

ゴーマン氏は3年ごとに顧客から1兆ドルの新規資金を取り込むことを目標にしていると述べた。最終的に運用資産を10兆ドルに引き上げる計画としたが、達成時期は明確にしなかった。

自身の後継者については候補者が4人いると述べたが、名前は明かさなかった。テッド・ピック、アンディ・サパースタイン両共同社長のほか、ジョナサン・プルザン最高執行責任者(COO)、投資運用部門を率いるダン・シムコウィッツ氏が有力候補とみられている。