[東京 27日 ロイター] - 27日の株式市場でトヨタ自動車が小幅に反発し、0.3%高で推移している。同社は26日、佐藤恒治執行役員(53)が4月1日付で社長に昇格し、豊田章男社長(66)が代表権のある会長に就任する人事を発表した。

市場では「若い人にバトンを渡せたという今回の人事は、投資判断が引き上がる内容だった」(岡地証券・投資情報室長、森裕恭氏)との声が聞かれる。同社株は足元、節目の2000円を割り込んだ水準で推移していたが、目先は同水準を回復できるか注目されるという。

若返り人事を踏まえ、「電気自動車(EV)などの先端分野により注力するとの思惑からポジティブな受け止めがあるかもしれない」(別の国内証券・アナリスト)との意見もあった。