[26日 ロイター] - 米テキサス州の液化天然ガス(LNG)輸出プラントを運営するフリーポートLNGは26日、火災により稼働が停止した同プラントを再開する初期的な措置が連邦政府の規制当局から承認されたと発表した。

ただフリーポートはまだ、天然ガスを輸出用LNGに変える設備である液化トレインの再開については許可を申請しておらず、LNGの生産を再開するには別途当局に申請する必要がある。

エネルギーアナリストによると、同プラントの大半は3月かそれ以降まで停止が続く見込み。

フリーポートLNGのテキサス州プラントは昨年6月8日にパイプラインが爆発し、稼働を停止。安全性に関する当局の徹底した点検が完了し、調査に基づく業務の見直しが承認を受けるまで生産再開が禁じられた。

今回フリーポートLNGは米連邦エネルギー規制委員会(FERC)など規制当局に、プラントを通常の状態で稼働させる最初のステップとなる一部パイプラインシステムの冷却を申請し、認められた。同プラントはフル稼働時の1日当たりのガス処理能力が約21億立方フィート。