[サンパウロ 31日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスの南米部門を率いるアントニオ・フィローサ氏は31日、ブラジルで年内にエタノールを燃料とするハイブリッド車(HV)の開発に必要な技術を整備する計画を明らかにした。

ブラジルのルラ大統領も同日、同国はクリーンな代替エネルギーに基づく経済を目指すとし、持続可能性の推進強化を打ち出した。

フィローサ氏はブラジルのミナスジェライス州が同社のエタノールで走行するHV開発の中核拠点になると説明。自社開発した最初の技術を年末までに社内で試し、適切な時期に市場に投入するとした。

同氏はまた、ステランティスは将来、同地における完全電気自動車(EV)とエタノール燃料電池で走る車両の開発も視野に入れているが、新たな工場建設ではなく、既存の組み立てラインの改修を選択したと述べた。