[東京 6日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は6日朝、政府が次期日銀総裁の就任を雨宮正佳副総裁に打診したとの一部報道に関連し「何も聞いていない」と語った。個々の候補者についてもコメントを控えた。

鈴木財務相は記者団に対し「(雨宮氏に打診との)報道は承知しているが、本当に何も聞いてない、官邸で決めるのではないか」と述べ、選定作業に自身は関わっていないと説明した。

時事通信によると、雨宮副総裁は6日朝、次期総裁の就任を政府から打診されたとの報道について、記者団の取材にコメントしなかった。日本経済新聞電子版は6日、政府が黒田東彦日銀総裁の後任として雨宮副総裁に就任を打診したと伝えた。与党とも調整し、2月中に2人の副総裁候補とともに国会に人事案を提示するという。