[上海 8日 ロイター] - 中国アリババ・グループは8日、「チャットGPT」のような人工知能(AI)ツールを開発中で、内部試験を実施していると明らかにした。

アリババの広報担当は「テクノロジーリーダーとして、顧客およびエンドユーザーのために、クラウドサービスを通じ、最先端のイノベーションを付加価値の高いアプリケーションに変える投資を続けていく」と述べた。

競合の京東商城(JDドットコム)も8日、チャットGPTの手法や技術点を製品サービスに統合する計画と発表した。

米アルファベット傘下のグーグルも同日、検索機能にテキストなどのコンテンツ生成が可能なAIを近く搭載すると発表。6日には、アルファベットのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)がAIを使った自動応答ソフト(チャットボット)「バード(Bard)」をテストユーザー向けに公開中で、数週間以内には一般にも利用できるようにすると明らかにしていた。

グーグルに攻勢をかける格好で、米マイクロソフトは7日、同社の検索サービス「Bing(ビング)」とブラウザ(閲覧ソフト)「エッジ」にAIを搭載し、機能を大幅に刷新すると発表した。

また、中国インターネット検索大手の百度(バイドゥ)は7日、チャットGPTのようなAIを使ったチャットボット(自動応答システム)である「文心一言(アーニー・ボット)」の内部試験を3月に完了すると発表した。