Noriyuki Hirata

[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に反発し、史上初となる3万9000円台に乗せて取引を終えた。終値は前営業日比836円52銭高の3万9098円68銭。4日ぶりに反発した。米エヌビディアの好決算を受け、半導体関連株が軒並み大幅高となり指数の上昇をけん引した。

    日経平均は245円高で寄り付いた後も上値を伸ばした。午前中には1989年12月29日に付けた終値ベースの史上最高値3万8915円87銭を、後場入り後には取引時間中の史上最高値3万8957円44銭をそれぞれ相次いで上回り、3万9000円の大台もとらえた。

東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株が総じて大幅高となり、指数の上昇を主導した。市場では「遅かれ早かれ最高値を超えることはわかっており、時間の問題だった」(マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。

外為市場ではドル/円も150円前半を軸に円安基調を維持し、輸出関連株などの買いを支援した。セクター別の上昇率の上位には輸送用機器、電気機器、機械、精密機器などが入り「日本を代表するグローバル製造業が買われていることがうかがえる。日本企業への評価が高まった証といえる」(マネックスの広木氏)との見方があった。

    時間外取引の米株先物が堅調に推移したことも、投資家心理を支援。日経平均は利益確定売りをこなしながら、大引けにかけて上値を伸ばし、一時894円高の3万9156円97銭に上昇した。

「連休明けの上昇継続を織り込むような動きになった。短期の売り材料は見当たらず、上値を抑制する要因は利益確定売りやリバランスの売りぐらいしかない」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッド)との指摘も聞かれた。

    エヌビディアが21日発表した第1・四半期(2─4月)の売上高見通しは、市場予想を上回り前年同期の3.3倍となった。人工知能(AI)向け半導体への需要拡大やサプライチェーンの改善を見込んだ。株価は通常取引では2.8%安だったが、時間外取引で一時10%高と大幅に上昇した。

TOPIXは1.27%高の2660.71ポイントで、バブル後高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比1.27%高の1369.39ポイントで昨年来高値を更新した。プライム市場の売買代金は5兆5622億6800万円だった。東証33業種では、値上がりは電気機器や輸送用機器、機械など31業種で、値下がりは医薬品とサービスの2業種だった。

エヌビディア決算を受け、ソフトバンクグループも大幅高。トヨタ自動車、日立製作所といった主力株でも堅調な銘柄が目立った。一方、中外製薬は大幅安。KDDIは軟調だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.43%安の742.11ポイントと、3日続落した。新規上場のVRAIN Solutionの初値は公開価格を73.5%上回る5190円で、終値は初値を上回る5810円だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1082銘柄(65%)、値下がりは518銘柄(31%)、変わらずは57銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39098.68 +836.52 38508.07 38,508.07─3

9,156.97

TOPIX 2660.71 +33.41 2640.23 2,640.13─2,

663.40

プライム市場指数 1369.39 +17.22 1358.99 1,358.99─1,

370.76

スタンダード市場指数 1243.89 +6.90 1243.66 1,239.17─1,

245.33

グロース市場指数 929.78 -4.11 942.64 923.63─943.

41

グロース250指数 742.11 -3.24 753.10 736.28─753.

76

東証出来高(万株) 176948 東証売買代金(億円 55622.68

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