Nathan Gomes

[27日 ロイター] - レガシー自動車株の最近数週間の値動きを見ると、既存大手メーカーが電気自動車(EV)メーカーをアウトパフォームしている。

足下でEV需要は鈍化し、ガソリン車からEVへの移行にはより長い時間がかかることがうかがえる。

こうした中でゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、メルセデスなどはこれまで野心的だったEV戦略をやや後退させ、利益率の高いガソリン車の生産を優先。この現実的な対応が投資家に評価されているようだ。

EVの雄として過去数年間、既存大手メーカーに比べて株価が圧倒的に好調だったテスラだが、今年に入ると20%近く値下がりしている。

一方GMやステランティスは約10%の上昇。EVよりもハイブリッド車を重視しているトヨタ自動車の株価も38%上がった。

CFRAのアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は「既存メーカーは消費者の態度と市場環境に即して行動しており、それらは大半のEVモデルへの関心がないことが明確に示されている」と指摘した。

EVを取り巻く状況が厳しくなってきた一因は、販売が振るわない中で製造・開発コストの増大が続いていることだ。また中国勢の参入で競争も激化。さらに一部モデルが米政府の購入補助金資格を失いつつある点や、金利上昇により、所有コストも高まっている。

そのためテスラ以外でも、ルーシッドが年初来で25%近く下落し、リビアンの株価はほぼ半分になってしまった。