Shinji Kitamura

[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの150円半ばで推移している。目立った手掛かりがない中、上値に控える戻り売りと下値の押し目買いが交錯する展開が続いた。市場では、米雇用統計など当面の注目イベントで売り買いの均衡が崩れる可能性に注目する声が聞かれた。

ドルは朝方からほぼ横ばい。150円後半を上限とする値動きが3週間近く続いていることで「しばらく上抜けは難しいとみた短期筋が、150円後半で戻り売りに回る動きが増えてきた」(FX会社)といい、上値の売り圧力が一段と強まってきたという。

一方、下値では高金利のドルを求める押し目買いが活発だった。日本時間5日午後に講演した米ピーターソン国際経済研究所(PIIE)所長のアダム・ポーゼン氏は「米景気は非常に好調で、今後数年はアウトパフォームが見込める。市場が想定するような利下げシナリオは、実現が難しいのではないか」と指摘した。

結果的に、ドル/円は値動きの鈍い状況が続いた。通貨オプション市場では、1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリティー)が7.4%付近と、年初来最低水準となる7%割れに再び接近してきた。

市場では、6─7日に議会証言を行うパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)の発言に関心を寄せる声が出ている。FRBは1日、半期ごとの報告書を議会に提出し「インフレが持続的に2%に向かっているという一段の確信が得られるまで、(フェデラルファンド(FF)金利の)誘導目標を引き下げることは適切ではないと予想している」と表明した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 150.49/150.51 1.0851/1.0855 163.32/163.36

午前9時現在 150.45/150.46 1.0852/1.0856 163.30/163.31

NY午後5時 150.53/150.54 1.0854/1.0858 163.39/163.43